妊娠したら打っておきたい予防接種がいくつかありますよね。
例えば
・百日咳
・インフルエンザ
・B型肝炎
など。
どのワクチンも、生まれてくる赤ちゃんを守るために免疫をつけておくもの。
受ける時期になったら産婦人科の先生から指示があるかと思います。
※日本と韓国では接種項目などが違うかもしれません。
私の場合、百日咳(3種混合ワクチン/Tdap)は妊娠後期に家族も含めて打ってくださいと言われ、B型肝炎は免疫がないので打ちましょうと言われました。
もちろん病院で打つこともできますが、なんせ高い。
本来であれば保健所でも打てるみたいですが、今はコロナの影響で中断中です。
そこで教えてもらったのが水原にある 大韓産業保健協会(대한산업보건협회)。
私はここで、通っている病院の 半額 で予防接種を打ってくることができました!
ただでさえ費用のかさむ妊娠・出産。
これからの方が少しでも負担を減らすことができるように、ここにまとめておこうと思います。
妊婦の予防接種はここが安い!
大韓産業保健協会(대한산업보건협회)
私が予防接種を受けたのは、水原にある大韓産業保健協会(대한산업보건협회)という場所。
4ヶ月ほど先に妊婦生活をしている義妹からココ安いよ!とおすすめされて、私も病院ではなくここに行きました。
インゲドンのKBSセンターの目の前に位置しています(5階)。



これが予防接種の料金表(右)です。

確かに安い!
日本に比べて韓国は予防接種が安いってのは知ってた(南米周遊するためにお互いの国でたくさん予防接種を受けてました)んですが、ここは病院で受けるより安く抑えられそうです。
私の通っている病院では妊婦はインフルエンザの予防接種が無料だったので、ここでは百日咳のTdapとB型肝炎の2種類を受けました。
受付時間はこの通り。

休憩時間がちょっとずれてるので要注意。
普通に12:00~13:00でしょって思い込んで行くと悲しいことになります。なりました。笑
エレベーターで5階まで上がったら、まず用紙に必要事項を記入します。


体温チェックなどをして、番号票を受け取ります。
予防接種は4番窓口に呼ばれて、予防接種の種類や妊娠週数を確認。
お会計を済ませます。

先生のお部屋に呼ばれたら、ここで体調や注意事項の確認があります。

一番奥のブースで予防接種を打ってもらい、10分くらい安静にして問題がなければ終了です。

百日咳(Tdap)の予防接種
百日咳は、Tdapという百日咳・破傷風・ジフテリアが一緒になった3種混合ワクチンを1回接種します。
妊婦本人だけでなく、旦那や同居する家族も接種するように勧められています。
私は妊娠後期に入ってから「来週ワクチン打ちますよー」と病院で案内がありました。
大韓産業保健協会のことを知っていたので病院では受けませんでしたが、病院だと50000w だったみたいです。
病院 :50000w
大韓産業保健協会:30000w
Tdapは妊娠27~36週で打ってくださいと案内があったので、私は28週目に打ちに行きました。
先生の問診での内容は以下。
他のワクチンを打つ/打った場合は、2週間の間隔を空けなきゃいけないそうです。
旦那がちょうど1週間後にコロナワクチンの接種を控えていたので、この日は私だけ打つことになりました。
Tdapの予防接種を受けて。
打ってる瞬間は、中に入っていく感覚…。ジワーっと痛みを感じました。
打った後は、筋肉痛みたいな痛みが翌日まで続きました。
義妹と義母は腕が上がらないくらいの筋肉痛が丸2日続いたそうです。
B型肝炎の予防接種
B型肝炎の予防接種は、1ヶ月と5ヶ月の間隔を空けて合計3回接種する必要があります。
なので、打つのであれば早めに打ち始めるのが良いかと思います。
私の場合7週目に受けた妊娠初期検診でB型肝炎の免疫がないことがわかって、担当の先生に打ちましょうと言われました。
病院だと1回30000wで、3回受けるとなると約100000wかかっていたみたいです!
病院 :90000w
大韓産業保健協会:45000w
打つか打たないか迷っていた期間が長かったので、18週目に入ってから1回目、23週目に2回目を打ちに行きました。
3回目はまだで、赤ちゃんが産まれるまでに間に合いませんでした。ハハ…
先生の問診での内容は以下。
旦那の休みの都合で2回目の接種は28日後(1ヶ月以内)でも大丈夫か聞いたんですが、1ヶ月は必ず期間を空けなきゃいけない(少し過ぎちゃうのはOK)そうなので、B型肝炎を打ち始める方は要注意です。
B型肝炎の予防接種を受けて
打ってる瞬間、正直「え、痛いじゃん。」って衝撃を受けました。
すごく痛いわけじゃないんですが、日本で予防接種を打ちまくっていた時は1回も痛みを感じなかったのでビックリしました。
今でも韓国の予防接種って痛いんだねーって印象なんですが、これは韓国だからなのか?B型肝炎だからなのか?…
打った後は、ほとんど痛みなし。
直後の安静時間10分で痛みは消え去ってました。
(余談)
日本ではB型肝炎を妊娠中に打つかって個人によったりしますよね?
ネットで検索すると ”妊婦には接種しないのが原則で、予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種する”ってなっています。
ウイルスに感染した血液や体液を通して感染するってことなので、私の場合 ”有益性が危険性を上回る” には該当しないと思いました。
でも韓国では普通にみんな受けてるようで、先に妊娠した義妹に聞いても打つの1択でした。
なんなら定期検診の時にいきなり「はい、今日打ちますよー」ってなったんですが、まあこの時は在庫切れちゃったわって言われて先延ばしになったんですよね(∵)笑
でもまだ悩んでいたのでツイッターで在韓の先輩ママさん達に聞いたところ、打たなかった/出産後に打ったという方が大多数 だったので担当の先生に確認したんです。
私「予防接種は絶対ですか?」
先「はい。」
私「(∵)」
…まあ絶対って言われたら打つしかないですよね。
先輩ママさん達の担当医とも違うこと言ってるけども…しょうがないねってなりました。
こんな感じで打つか打たないか、考えまくった時間がありました。
私は絶対だって跳ね返されましたが、韓国の先生でも出産後にしましょうって言う方もいるみたいなので……何が正解なのかわからないですね。ハハ
妊娠中にかかった予防接種の費用
私が妊娠してから予防接種にかかったのは以下の金額でした。(B型肝炎の3回目予定も含めて)
大韓産業保健協会 | 病院(一例) | |
---|---|---|
百日咳 | 30000w | 50000w |
インフルエンザ | ー (25000w) | 0w |
B型肝炎 | 45000w | 90000w |
計 | 75000w | 140000w |
全部病院で接種するのに比べて、約半額で打つことができました!
百日咳は旦那や家族も打つものだし、私たちの場合はいつかの旅行なんかに備えてB型肝炎も2人とも打っているので、余計お得になりました。
診察料金も高いしベイビー用品を揃えるのにも費用がかさむし、少しでも抑えられたので良かったと思います。
水原や華城、ドンタン周辺にお住まいの方はぜひ大韓産業保健協会に行かれてみてください。
韓国語▶
대한산업보건협회 경기산업보건센터
住所▶
경기 수원시 팔달구 인계로 126 5층
時間▶
月~金 8:30~16:30
(休憩 12:30~13:30)
土日祝日 定休日
駐車場▶
専用駐車場なし
専用の駐車場はありません(∵)
Homeplusに停めて受付で駐車券をもらう形です。
10分ほどの距離ですが、お腹が大きくなった妊婦さんが歩いて動くにはちょっと億劫なのがマイナスポイントかと思います。
追記:
KBSセンターの駐車場を使うことができるようになったそうです。(2021.5.7現在)
ここであればすぐ目の前なので、打ちに行くのがすごく楽になります!
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