ペルーの観光地はマチュピチュやナスカの地上絵だけじゃありません。
ここ数年で姿を現した「レインボーマウンテン」、5000m級の山を登った先のカラフルな絶景としてじわじわ人気が出てきた新しい大パノラマの観光地があります!
ぜぇぜぇ言いながら体を張って見てきた記録を、彼に代わってご紹介します。(私はぜぇぜぇしたくないからホステルでお昼寝。笑)
レインボーマウンテンとは
レインボーマウンテンは、元々の名を「ヴィニクンカ(Winicunca)」と言い、ケチュア語で「色づいた山」。
クスコから3時間、アンデス山脈の奥へ車を走らせた辺りからトレッキングが始まり、標高約5100m地点で姿を現すカラフルな山脈です。
ミネラルの塊
このカラフルな地層は、14種類ものミネラルからできています。レインボーどころじゃないですね。
近年の地球温暖化の影響で雪が解けたことにより見つかったため、自然のままの地層がきれいに残っているそうです。自然が壊れることによって出てきた光景が絶景っていうのもなんだか皮肉なものです。。
高山病に注意
高山病:2500mを超える辺りから酸素が薄くなることによって頭痛や吐き気、めまいなどの症状がでてきて、無理すると死に至ることもある危険な病気です。
レインボーマウンテンは標高約5100m、トレッキング開始地点でさえ約4430m、すでに富士山の標高(3376m)を超えています。
- 十分に水分補給する
- いつもの半分の歩幅でゆっくり進む
- 深く息を吸う
- 前日はしっかりと睡眠をとる
- 締め付ける服を着ない
など、高山病にならないための予防を心がけてください。
レインボーマウンテン登山
早朝4時にホステル前でピックアップされ出発。
陽が昇ってからもまだまだ山の奥へ進んでいきます。
この時点で標高は4430mです。バスを降りてここからトレッキング開始。
お馬さんに乗って頂上付近まで行くこともできるので、何頭もお馬さんたちが待機していました。
と、その先にまた入口が現れます。どうやらこっちが本当の登山口らしく、ここで入山料10ソル(約330円)を支払います。
緩やかな坂道をどんどん登っていきます。緩やかと言っても酸素が薄いのですぐに息切れです…。
途中途中今何キロ進んでて標高はいくつでって看板がありました。
簡易トイレが何か所か用意されていたり、青空トイレがそこら中にあったり笑
アルパカだかリャマだかの群れを眺めながら登っていきました。
そうそう、お馬さんは登山口だけじゃなくてその辺一緒に歩いているので、ギブしたらその場で乗ることができます。
と言っても頂上までお馬さんに乗っていられるわけじゃないんだそうです。傾斜があるラストの方は自力で登れってことです。
遂に山頂が目の前です‼ 看板は標高5009mを記しています。
じゃじゃーん‼ れいんぼーまうんてーーん‼‼
ちょっと雲が多いですが、それでもはっきりわかるミネラルのレインボーです!
雪が解けきっていない所もあります。
いつまでも見ていたい景色だったけど、寒いからそんな長く居られなかったって言ってました。
少し違う所に歩くと「Red Valley」。
追加で5ソル(約165円)を支払った先には、一面赤褐色の景色が広がっています!
こっちもなかなかの絶景です!褐色と芝生の緑がきれい。
レインボーマウンテンは写真でもよく見ていましたが、Red Valleyは聞いたこともなかったので、個人的にはこっちの方が新しい発見で印象に残っています(←行った彼じゃなく私が)。
出発地点に戻ってバスに乗り込み、ランチを食べてからアルマス広場で解散です。
夕方6時過ぎに再会できたので、14時間ほどのツアーでした。高山病なんかへっちゃらでピンピンして戻ってきてくれて良かったです。
レインボーマウンテンへの持ち物
- 十分な水分
- 紫外線対策
- 防水のアウター
- 防寒対策の服
- トイレットペーパー
一生に一度の絶景に行ってみてはいかがですか?
冒頭にも書いた通り、私自身は登山していません。笑 膝悪くなったら嫌だから(←持病)って最初から行く気なかったんですが、無事に帰ってきた彼から見せてもらった景色見たら後悔しかなかったです。
最近ではNational Geographicの”死ぬまでに訪れたい絶景100”に選ばれていますし、地球の裏側にあるので一生に一度見れるかわからない景色です。
もしクスコまで旅行に来ることがあるならば、ぜひレインボーマウンテンも訪れてみてください!
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