世界はデカい!!チチカカ湖畔の港町ボリビア/コパカバーナを町歩き

南米 South America

20日以上ステイしたペルーを飛び出し、お隣ボリビアへ。

バスを乗り継いで陸路で国境越えをした先は、南米最大のチチカカ湖を一望できるステキな港町でした!

ここからボートで向かう「太陽の島」が有名ですが、この記事では港町コパカバーナの町並みやグルメを紹介していきたいと思います。

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コパカバーナって?

大きな白いイカリのオブジェ

コパカバーナの概要

位置:ボリビア Manco Kapac地方

標高:約3800m

気候:一年を通して3~15℃くらい

人口:約6000人

コパカバーナは、ペルーとボリビアの国境付近に位置する小さな町で、「湖の景色」を意味するkota kahuana(アンデスの言葉)が名前の由来とされています。

チチカカ湖に浮かぶインカの聖地「太陽の島」への拠点として栄える、ボリビアの観光地の1つです。

ペルー→ボリビアの陸路国境越え

コパカバーナという場所は、ペルー⇔ボリビア間を陸路で渡ろうと考えるバックパッカーにはよく知られた町です。

ペルーから陸路で国境越えした時のことについても、少し記載しておきます。

 

ペルーの国境側で一度バスを降りて、まずはペルーの出国審査を受けます。出国カードを書いてパスポートと一緒に提出しました。

出国スタンプを押してもらえたら、徒歩でレンガのゲートをくぐってボリビアに入国します。

歩いてゲートに向かうバックパッカー

ゲート直前の左側に慣れ親しんだPeruマークがあったのでパシャリ。

国境付近のPERUマーク

そのまま少し歩くと左側にボリビアの入国管理事務所が見えます。白と緑の建物で、ボリビア国旗がそよいでいるはずです。日本人だからかな、あっさり入国スタンプを押してもらえました。

この後は、待っててくれたボリビアのバスに乗り込んでコパカバーナに向かいました。

冷房のついた大型バスに乗ってきたのに、ゲートをくぐっただけで窓ガラスのないエンジンぶるぶるのローカルバスになったのには驚きました。笑

こんなに近くにあるのに、一歩違うだけで経済も雰囲気も一気に変わるもんなんですね。

 

今回の国境越えは、PERU HOPという観光バスを利用していてガイドさんに助けてもらいながらだったのでスムーズに進むことができたし、コパカバーナまでのバスにもすぐに乗り込むことができました。

超快適!ペルーからボリビアの移動はPERU HOPバスで決まり!
ペルーのリマからボリビアのラパスまでを繋ぐバックパッカー向けの観光バスPERU HOP。乗り降り自由で柔軟性が高く、安全に主要観光地を網羅できるPERU HOPバスの魅力を大解剖!

ペルー滞在期間は、すべてこのバスを利用して移動しました。観光客しかいないので安全で、降りたいところで降りて次の乗車日は自分次第。ツアーガイドが宿やツアーもサポートしてくれるし、とてもオススメです。

それと、両替についてはペルー側に何軒か両替屋さんがあったので、ここでペルーの余ったお金をほとんどボリビアーノに換金しました。

次の都市の到着時間を考慮しつつ、すぐ支払いができるように両替しておくのが良いかなと思います。

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チチカカ湖を一望できる展望台

チチカカ湖って?

コパカバーナの目の前に広がる湖、チチカカ湖。

ペルーとボリビアにまたがる南米最大の湖で、8400㎢の大きさを誇ります。

琵琶湖の12倍なんて表現をよく見ますが、もうちょっと分かりやすくすると東京都の4倍、京都府の2倍です。全然分かりやすくないですけど。笑

それに加えて、船舶が航行できる湖として世界最高所にあるとされています(標高3810m)

(あくまで「船が行きかう湖」の中では世界で一番標高の高い湖。標高だけでいったらウユニ塩湖が5000mだったりエベレストの名無しの湖が5800m超えだったりします。)

とは言うものの、3810mって富士山よりも高いところに大きな湖が広がっているって考えるとすごいですよね!

カルバリオの丘

このチチカカ湖を一望できる小高い丘があります。

町外れから傾斜のものすごい坂(おそらく傾斜30度以上)と階段を登っていくと

傾斜のすごい石畳の坂

頂上に十字架の石碑がずらっと並んでいる丘にたどり着きました。

頂上にそびえる十字架の列

カルバリオの丘(Cerro Calvario)は、ゴルゴダの丘のスペイン語バージョンで、キリストが磔にされた丘の名前です。

キリスト教徒の巡礼地で、Good Fridayのお祭りの時には何千もの巡礼者たちがここを訪れるそうです。

そして丘の先端まで進むとチチカカ湖を一望できる大パノラマがありました!

大パノラマのチチカカ湖

湖の前で両手を広げた写真2枚

写真の繋ぎ目粗いしせめて人間は被せておいて―って写真になっちゃいましたが、それだけ広かったって伝えたかったんです。

伝わりましたか?笑

デカすぎてこれが「湖」とは信じられなかったです。

世界ってこんなに広いんだなーって、今富士山よりも高い所に立って世界を見てるんだあーって、しばらく感動して動けませんでした。

ここは大パノラマで見る夕焼けが特に有名だそうですよ!

さっき登ってきた坂と階段で下る方法の他に、丘の先端部分から下れるトレッキング道もあります。

チチカカ湖とゴツゴツの斜面

ちょうど写真の下部分が急傾斜のトレッキング道。

ゴッツゴツの岩に手を添えながら歩いたりジャンプしたりして町に戻ることができます。

道にも見えるよねーってくらいの岩道でほとんど人がいなかったので不安でしたが、無事に町に下りれて良かったです。

麓付近に海軍の基地か何かがあるので、DO NOT ENTERの看板はありましたがそっちに迷い込まないように注意です。

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コパカバーナの湖岸

湖岸っていうとまっすぐ伸びたのっぽな木々に囲まれて太陽に反射して輝く水とそよ風、みたいな爽やかな感じを私は想像するんですけど…

船と桟橋が映える港

実際はこんな感じ、港。笑

漁船とアヒルさんボートがたくさんでした。それもそうですね、目の前に広がるチチカカ湖は南米最大の湖で、高い所から見ても反対岸が見えないどころか水平線になっていますから。

でもまだ諦めちゃいけません。

お昼の時間帯はどんなに湖がきれいでも青空が晴れ渡っていてもただの港なんですが、夕焼けはまあま映えていたと思います。

オレンジに染まる夕焼け空

なんの加工も加えないでこの色です!目立っちゃっていた船とアヒルさんが丁度良く黒く映ってくれました。

というわけで、コパカバーナの湖岸では日向ぼっこよりもサンセット鑑賞の方がおススメです。

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コパカバーナのグルメ特集

2泊しかしなかったのに、コパカバーナに滞在中はご飯をよく食べました。笑

お魚が美味しかったりメルカドが開けていて居心地が良かったり…、全部は載せきれないので何点かに絞って書いておきます。

コパカバーナグルメ 湖岸編

チチカカ湖では、北米/ヨーロッパ原産のニジマスの一種を中心に様々な海鮮物が収穫されます。

湖岸にはこの新鮮な海鮮物を取り扱う「海の家」が立ち並んでいます。

湖岸に並ぶテント張りのレストラン

どのお店も5テーブル20席くらいのこじんまりとした造りで、メニューもほぼ一緒だった印象がありますが…

この中で私たちが訪れたのは、12番のお店。

コパカバーナを訪れる韓国人に有名な店舗で、韓国語のブログや動画で取り上げられていたり、店内に韓国語のコメントをたくさん発見できたりしました。

コパカバーナの湖岸のレストラン内

焼きニジマスとスパゲッティ、コーラ

トゥルーチャ(ニジマス)の焼き魚とスパゲッティのセットを注文しました。

トゥルーチャはあっさりした淡白な鮭の味がしました!スパゲッティのソースは別添えで、甘いトマトソースがたっぷり参りました。

ここのおススメポイントは、アジア人の対応に慣れていて不器用な発音でも理解してくれること。

それと、暑いだろーってコーラ2瓶をサービスしてくれたこと! 韓国人youtuberが撮影してた時もサービスされてましたー。優しさに感激。

コパカバーナグルメ メルカド編

どの都市でも必ず訪れるメルカドですが、だいたいがトタン屋根だったり大きな倉庫にぎゅうぎゅうだったりと衛生面が気になることが多かったです。

コパカバーナの場合は、青空マーケット。

道路沿いに並んでるので、、衛生面で考えると倉庫とどっちがいいんだって話ですけど開放的でした。

もしかしたらもっと奥まで行けば普段通りのメルカドがあったかもしれないですが、今回はメイン通りから1本奥に入った公園近くの通りでよくご飯を食べていました。

夜になるとリヤカーサイズの露店がどんどん出てきて、ここでのご飯が美味しかったです。

暗がりでたべるフライドチキンごはん

大盛のライスとたっぷりの油で焼き上げしたフライドチキン。

ボリューミーでお腹に溜まりましたが、そのまま居座ってトゥルーチャのフリットご飯も追加でいただいちゃいました。

ちなみにここに座る前に別のお店でとんかつ定食を食べていました。1時間で1日分の栄養を補給。笑

そして、ボリビアでハマりにハマった屋台飯がこれです。

フライドポテトとソーセージ

ソーセージとフライドポテトの組み合わせ、サルチ・パパス。

油たーぷりなんですけどね。笑

マヨネーズ・ケチャップに加えて、お好みでかけてもらえるピカンテ(辛いソース)が良い味だしてて食欲を刺激するんです!太る要素しかないのに2日で4回も食べました。

何軒かありますが、サルチ・パパスとハンバーガーを作っているおばあちゃんのお店が一番美味しくて人気でした。連日Plaza Copacabaca前の角にお店を構えていましたよー。

さて、旅行に出てから肉や芋ばっか食べてて栄養不足だなーって心配はしていませんか?

そんな日の朝食にオススメのドリンクがあります。

生しぼり人参ジュース

生絞りにんじんジュース。笑

無添加、天然素材使用、ビタミンAや余分な塩分を排出してくれるカリウムを100%いただけます。しかもこのダイナミックなグラスで2杯目をおかわりできるのでお得ですよ。笑

皮をむいたニンジン3~5本をフードプロセッサーにかけてできた生絞りにんじんジュースは、本気で人参の味しかしませんでした。笑

これもPlaza Copacabacaの目の前にあって、横のシンプルなパンが並んでいるお店が目印です。

コパカバーナグルメ 甘い物編

しょっぱいものや脂っぽいものしか載せていないので、最後にスイーツもご紹介します。

まずは、コパカバーナ聖母教会の近くで売っていたシャーベットアイス。

ミルクといちごのシャーベット

ほんのり甘いミルク味とイチゴ味のシャーベットでした。

キンキンに冷えたバケツにシャーベット液を入れてがらんがらん回して作るというなんとも原始的な方法で、めったにお目にかかれないので工程を見ているのも楽しかったです。

それともう1つ。

あんずの甘いジュース モッコ・チンチン

メルカドで夜売っていた、あんずの入ったジュース。

どっかのサイトで見た「ボリビアのメルカドで見つけられる「モッコチンチン」」ってやつ、すごいネーミングだし気になったのでスクショしてたんですが、まさか知らぬ間に飲んでました、モッコチンチン。

とりあえずあまーくてぬるーくて、…半分ごめんなさいしました。

ラストが下ネタになる予定はなかったんですが笑…、美味しい物の話をしていたので最後にしました。気になる方はぜひ。笑

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通過点ではなく目的地として楽しめます!

国境を越えるためだけに立ち寄った町でしたが、日本のシンボル富士山よりも高い位置からデカすぎる地球を眺められるとは思っていませんでした。

美味しいものは多いし漁港みたいな湖畔ですがビーチはあるし、ゆったりとした時間が流れるリゾート地のような気がしました。

ボリビアのコパカバーナという町は、まだ日本人で知っている人は少ないです。

また、ペルーとボリビアの国境を越えるバックパッカーには知られた町ですが、通過点として捉えているのは勿体ないくらいステキな町です。

ぜひコパカバーナを訪れる際は何泊かしてリラックスしてみてください。

 

おまけ。

大きな顔の石像と彼

カルバリオの丘から下ってきた時に見つけた壁から浮き出た顔、と彼。

けっこう上手く撮れたと思うんです。笑

 

おしまい。

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