マチュピチュよりも高くグランド・キャニオンよりも深い谷、コルカキャニオンに挑戦してきました。
アレキパまで来たなら絶対に訪れてほしい場所です!
Day1
コンドルの観察…
早朝にホステル前でピックアップしてもらい、車に揺られること約4時間。最初の目的地コンドルの丘(Mirador Cruz del Cóndor)に到着です。
ここは世界最大級の鳥アンデスコンドルが見られる場所として有名です。羽を広げると3m、成鳥で12㎏にもなる大きな鳥が優雅に空を飛んでいる姿が眺められるという…
さて、コンドルは見つけられましたか?
私には見つけられませんでした。笑
1人ではしゃいでた彼も見ていないみたいで、今回は運が悪かったです。コンドルも寝坊することがあるわけだ、うん。
訂正。見つけられなかったというよりは、見つける気力がなかった。
というのも、コンドルの丘は標高約4800m‼このトレッキングツアーで一番の高所で、高山病チックだと言われました。
が、しかし、きっと、あれは山の高さうんぬんじゃなくてただの車酔いだったと思います。だって、車乗って間もなくから気持ち悪かったもん。後部座席の一番前に座っていたけど、まあまあ山道だからやられましたね。。
ただ、確かに絶景でしたよ! ハハ
トレッキングPart1 》下り
コンドルの丘から約30分。どのツアーもココからスタートするみたいで、次々とバンが到着。
同じバンの人たちと一緒にってわけじゃなくて、きっと滞在日数によってグループ分けしてるみたいでした。
バンの到着を待ちながら30分くらい休憩。ここには馬と有料トイレ(たしか1ソル)と、杖やチョコを売っている売店がありました。
メンバーの再編成をして、まずはメンバーのあいさつと注意事項の説明。
ガイドさんはMarco。ペルー人/バイリンガル/170cm/ロン毛/サングラス外すとキュート/一年の3分の2をコルカで過ごす/独身を自虐。笑
メンバーはカップル3組と女子2人組の合計8人。スペイン語で会話できる人もいれば英語オンリーな人もいて、スペイン語と英語で交互に説明してもらいました。
割り当てられてる部屋数が決まっているようで、事前にドミトリーがいいのか個室がいいのかも聞いてくれましたよ。
注意事項としては…
頑張りすぎないこと。(私なりの精一杯の要約。笑)
高山病の心配もあるし、長いこと歩くのでスピードばかり意識しないで自分のペースで進むように、と。歩き方や呼吸法もレクチャーしてもらって、いざトレッキング開始です。
体力には自信があるのでスタスタ先頭きって歩いてルンルンです。
すぐ横の山肌には草をむしゃむしゃする動物たち。
ジグザグの道をゆっくり少しずつ降りていきます。
反対側に見える細い線の道、ほんの何年か前まではこっち側に渡るために一日かけて歩いていたそうです。今は山をつなぐ橋ができたとか言ってた気がします。
念には念をと出発前に2回も行ったんですけどね、下り中盤からまじでもよおしちゃって、「大丈夫?」「大丈夫じゃないってば」って会話ばっかりになってしまったのが悔やまれました。反省。
2時間ジグザグ歩き続けてやっと谷の一番下まで到着しました!
大きなプールと手動のアナログトイレ(1ソル)があります。
トレッキングPart2 》お昼休憩・登り下り
橋を渡って再スタート。頑張って下ったけどまた登ります。
30分も歩かないうちに、開けたところでランチ休憩。
日陰で風が気持ちよく吹き抜けてくれて、涼しいリラックスタイムでした。
緩やかに登って下ってを繰り返しながら、Marcoが先人の知恵をたくさん教えてくれました。
怪我した時にヒーリングするアロエみたいな植物や細く裂くと弓みたいに頑丈になる木、見た目可愛いのに猛毒の酸を持っているツンデレフラワーや頭に塗ると浪平を卒業できるというピーマンの一種など笑、実に楽しい課外授業でした♪
後半戦ともなるとペースが落ちちゃう人も出てきてましたね。でも頭を上げれば大パノラマです。
山肌がキリン柄ってすごくないですか!? キュートすぎです。
すぐ近くにお馬さんも見つけました。
で、なんで1泊2日なのににぃちゃんバックパック2つも持ってるかって?
わたくし持病の膝痛い病がじわじわきて、老後のことを考えて彼が助けてくれました。ありがとう。
ランチを食べてから3時間弱、今日のお宿に到着です!
オアシスに宿泊
ディナーはMarcoたちガイドさんが作ってくれました!
「オアシス」と謳ったこのお宿、確かに谷底にポツンと現れたらオアシスですよね。赤い屋根にヤシの木、大きなプールもついています。
でもここで寝ることを考えます、「オアシス」と呼べるのは昼間だけです…
- プールにも入りたかったんだけど着いた時にはもう寒くて、水辺でエンジョイしている西欧人たちすげーって素直に思ってました。
- お湯出るところもあったんかな?水シャワーじゃ寒いってば。
- 夜はトイレに電気がありません。スマホのライトで照らします。
- そんでもってドアは布です。手元のライトでおトイレ内全部照らされるんですね。ちゅうもーくっ
- もちろんお部屋の中も真っ暗ですよ。
- 恒例の南京虫探しをしていたらサソリを見つけました。しばらくしたらいなくなったけど、…いない方が恐怖でしょ?
ちなみに最初に案内された平屋のツインルーム、中で蚊が飛びまくりで本当にひどくて、Marcoにお願いしたら2階の角部屋のトリプルルームに移動させてくれました。さんきゅ。まあその結果サソリなんですけど。笑
今となってはツッコミでしかないのでいいんです。当時は震えましたけどね。
というわけで宿に関してはおすすめできないので、もう一つあるという別のオアシスかチバイのホステルがいいなと思いました。
Day2
トレッキングPart3 》登り
早朝5:00か5:30に集合です。2日目のトレッキングはまだ暗い時間から岩山を登っていきます。
岩なので段差の大きなところもあって、これがけっこう堪えました。
耳より情報。もう無理やーって1日目で思った人は、ガイドさんにギブアップ伝えればムキムキのお馬さんが頂上まで連れてってくれます(有料)。お馬さんマジで速かったです。あーんなにちっちゃく見えてた遥か下のお馬さん、振り向いたらすぐ後ろにいましたからね。
頂上が見えてきた時の感動、ナミダモノでした。
約2時間かけてゴールしました‼
レストランで朝ごはん
しばらく山頂で休憩してから、クールダウンの要領でチバイの町まで歩きました。
追加料金でブッフェが食べられます!
私たちはアレキパに戻ってから食べたかったので飲み物だけ。
コカ茶‼そのまま葉っぱが入ってるんですね。味は…グリーンでした。笑
絶景ポイントで休憩×2
今度は高山病も車酔いもせずに壮大な景色を眺められました。
天然温泉で汗さっぱり
希望者は15ソル(約495円)で温泉に入れます!
更衣室あり、シャワーあり、あったかいお湯あり。最初は水着になるの嫌だったんですが、南米に来てここまで温度のある温泉に浸かれると思ってなかったので大満足でした!
帰りは「ペルー富士」と呼ばれるミスティ山も拝められました。
めでたしめでたし。
まとめ
終わりの見えない岩山を歩いたり、持病の膝も痛くなったり、いろいろ消耗した2日間でしたが、得るものは多かった。歩き続けたからこそ味わえた景色だったし、乗り越えた先の達成感もものすごいものでした‼
次はコンドルにも会いたい…。今思えば、ここが私が人生で体験した一番高い場所でした。
もっと体力つけるとか、杖使って膝の負担を少なるするとか、なんとか工夫していつかまた挑戦したいなーと思います。
ツアー情報
泊っていた宿のプロモーションで予約してもらったツアーです。
1泊2日
朝食1(2)回 昼食1回 夕食1回
確か35~40ソル(約1250円)
+70ソル(コルカ入山料)
+15ソル(温泉入浴料(希望者))
そういえば1日目の朝食について書いてなかったですね。
コンドルの丘の前後でレストランに入って、パンを食べた記憶があります。他にもありましたが、パンしか覚えていません。笑
持っていくと良い物
- 日焼け止め
- 紫外線対策(帽子・サングラスなど)
- トレッキングに使えそうな棒(杖)
- 虫よけスプレー
- トイレットペーパー
- 懐中電灯/ヘッドライト
- 凍らせた水
- 糖分補給の果物・お菓子
- タオル
- 水着
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